地域調査士制度について
「地域調査士」「専門地域調査士」とは,地域の総合科学である地理学をベースとし,地域調査の知識や技術を用いて地域の自然現象,社会現象,人文現象等を総合的とらえる調査能力を有する「地域調査の専門家」,「地域調査のプロフェッショナル」のことです.これらは,公益社団法人日本地理学会の認定する資格であり,「地域調査士」「専門地域調査士」の二種類があります.
地域調査士(Regional Analyst)
地域調査の基礎能力を有した専門家
地域調査の企画から報告書作成までの地域調査の全過程を体験することにより,基本的な調査方法や分析手法の妥当性,地域の問題点などを指摘することができます.また,地域調査に不可欠な個人情報保護や人権等については,共通の講習を義務付けします.主に,大学で公益社団法人日本地理学会が認定した科目を取得した学部学生が取得します.
(地域調査士認定証見本,手帳見本)
※「地域調査士」は商標登録されています【登録番号5854792】
この商標は下記の「専門地域調査士」にも適用されます.
※国土地理院の測量技術者の認定資格に登録されています【地理調査C】
専門地域調査士(Advanced Regional Analyst)
高度な調査能力を身につけた専門家
調査の問題点の妥当性等の指摘はもちろんのこと,多様な地域調査の手法を用いた地域調査企画能力,実際の調査を運営管理する能力,高度な分析手法による報告書執筆などの実践能力を有しています.また,地域調査に不可欠な個人情報保護や人権等については,共通の講習を義務付けします.主に,大学院で公益社団法人日本地理学会が認定した科目を取得した大学院修了者および大学研究者,調査会社・シンクタンク等で豊富な地域経験を有した方が取得します.
(専門地域調査士認定証見本,手帳は上記参照)
※国土地理院の測量技術者の認定資格に登録されています【地理調査A】
詳細はこちらのポスターを参照してください.